龍神太郎源貞茂作  槍(日本号写)
001-117
表 銘護摩壇山麓住龍神太郎源貞茂彫同作(花押) 元 幅
裏 銘平成二十五年七月吉祥日 元 重
刃 長80.0cm 先 幅
反 り0cm 先 重
登 録和歌山県教育委員会 平成25年12月 目釘穴2個
現代

 

平成26年新作名刀展 努力賞受賞作品
日本号(にほんごう、ひのもとごうともいう)は天下三名槍と呼ばれた槍の一つである、『黒田節』の母里友信の逸話の元となった、大身槍(刃長ー1尺以上の長身の槍)である。 伝来 元は皇室所有物(御物)で、正三位」の位を賜ったという伝承から、「槍に三位の位あり」と謳われた。正親町天皇より室町幕府15代将軍足利義昭に下賜され、その後織田信長を経て豊臣秀吉にわたり、秀吉より福島正則に与えられました。 黒田節:安土桃山時代に京都伏見城に滞留中の福島正則邸を黒田長政の使者として訪問した母里友信が正則より大杯になみなみと注がれた酒を「飲み干せば何でも褒美を取らす」と勧められた際に、この酒を何杯ものみ干し、約束通りに正則自慢の槍(日本号)を貰い受けたという逸話に基づいています。 日本号は「三位の位あり」と謳われたその伝来と完成度の高さから、現存する「大身槍」のなかで究極の存在とされており、多くの写しが製作されています。槍をまた彫を手掛ける刀匠で腕に覚えのあるものは生涯で一度は日本号写しに挑戦する、と言われるほどである。 このたびNHKの大河ドラマで「軍師官兵衛」が放送されるに当たり、長年温めていた日本号への思いを込め、現代の刀匠の中で刀身彫ではは随一と言われております彫の名手安達貞茂刀匠が生涯に一度の渾身の作、日本号の写しを製作し日本美術刀剣保存協会主催の平成26年新作名刀展において、努力賞を受賞した作品です。












   



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